トラストいかねえ

は!昨日のしやがれの感想を書こうと思ったら、「トラストいかねえ」の感想がまだだったことに気がつきました。ええええー、自分の記憶大丈夫か。
というわけで「トラストいかねえ」@8月7日昼公演の感想。
出演者だけ知っていて他は全然知識に入れなかった状態で観た公演でした。
「トラストいかねえ」の「トラスト」は「納得」って意味でよかったのかな。父親の運転していた車の事故で母親を亡くした息子(やすくん)とその父親(三上さん)の物語。
父と息子のすれちがった心と年月。もちろんあっさり埋まるわけもなく、笑いを交えながらじたばたすることで少しずつお父さんは息子の気持ちを、そして息子はお父さんの気持ちとそして今を知るのですね。
同じ言葉が気持ちにとりようによってまったく違う意味に取れるという展開に本当に弱い私。お母さんが亡くなった時に、お母さんがやっていたボランティアを引き継ごうとした息子を否定したお父さん。
本当は嬉しかったのに、自分の命が短いから、息子と一緒に支えていくことができないからの否定。それが分かった時にその言葉が違う意味でよみがえってくるのです。
わーーーーーん!それはいかん!(いや、いかんくないのですが、弱い)
M.O.P.の大好きな三上さんはまるちゃんの「ギルバートグレイプ」でもラムソンさんというギルバートのある意味父親的な存在だったのですが、今回はやすくんの本当のお父さん役。
息子にぎゅっとソファで肩を抱く時の台詞に号泣。そして抱きしめられる息子のお父さん大好きって気持ちがぶあああっと伝わってきたシーンでした。
以前から気になっていた加藤さんも観れたし、小劇場のお芝居の楽しさの要素もぎゅっと詰まった楽しい舞台でした。
観終わった後に幸せになれるのって本当に嬉しい。
カーテンコールのやすくんはとてもとてもかわいらしくて、きゅんきゅんでした。ああ、かわいいね。かわいらしいね。
役からふっとエイトのやすくんに戻る瞬間が好きでした。お疲れ様でした。