「BOB」が終わった

「BOB」大千秋楽観てきました。40公演お疲れ様でした。
90分という中に楽しいことかわいいことがみっちりとテンポよく詰められて、あっという間のお芝居。
熱々のバカップルが結婚して5年目。すっかり冷め切ってしまって離婚を考えていた二人だったのに、奥さんの事故で記憶喪失になってしまい、冷め切った5年の年月をすっかり忘れてしまったところからお話が始まります。
同じものを見ても心の受け止め方で180度反応が変わってしまう。ああ本当によく分かる(実感)。
記憶がなくなって元にもどった夏美に春彦はもう一度恋をするのですね。ただ違うのはお互いが冷めつつあった5年間の記憶が戻った後も、5年間で忘れてしまった春彦のよい部分がちゃーんと心に残っているというのが泣けてきて嬉しかった。
千秋楽、夏美が春彦のよい部分をあげるのですが、「お誕生日のサプライズをすること」「私がドジをしたとき助けてくれること」が増えていて、ここここれはまるちゃんのことでは…!とぶわっとなっていまいました。
千秋楽ではあいりちゃんが階段からこけてしまったのと、離婚届が舞台下まで落ちてしまったのですけど、どちらもささっとフォローして「は!」ってなってしまったあいりちゃんを夏美の顔に戻してあげたまるちゃん。
その姿が誇らしくて嬉しくてかっこよくて、ああよかったなーって心から思いました。
「ギルバート」「BOB」どちらも千秋楽まで観る事ができて本当にありがたいです。
私にできることは目撃すること。まるちゃんがこれからたくさんのものを自分の中に積み重ねていく姿をちゃんと見ていくことだと思います。
こんな嬉しいことはないなー。